自己肯定感が高い人が絶対にしない5つのこと
目次
カウンセリングをしていると、「自己肯定感を上げたいんです」という相談をよく受けます。ただ面白いのは、自己肯定感が高い人を観察していくと、「何をしているか」よりも「何をしていないか」のほうが、実はその人らしさをよく表しているということです。
今日は、催眠療法士としてクライアントさんと向き合う中で見えてきた、「自己肯定感が高い人が絶対にしないこと」を5つご紹介します。
1. 他人と自分を比べて落ち込むことをしない
比較すること自体はごく自然な人間の反応です。問題は、比較した後に「だから自分はダメだ」という結論に飛びついてしまうかどうか。
以前担当したクライアントさんは、SNSを見るたびに落ち込んでしまうという悩みを抱えていました。セッションを重ねる中で見えてきたのは、「他人の成功=自分の失敗」という無意識の思い込みがあったことです。比較そのものをやめさせるのではなく、「他人の成功と自分の価値は別の軸にある」という見方にシフトしていったところ、SNSを見ても以前ほど揺さぶられなくなったと話してくれました。
2. 過度に自分を責め続けない
自己肯定感が高い人は、失敗しても「今回のやり方がうまくいかなかった」と捉えます。一方で自己肯定感が下がっている人は、「自分はダメな人間だ」というふうに、行動の失敗と自分の存在価値を一緒くたにしてしまいがちです。
これは性格の問題というより、「意味づけの癖」の問題です。同じ出来事でも、それをどう意味づけるかによって、その後の行動も感情もまったく変わってきます。この意味づけの部分にアプローチできるのが、催眠療法の得意なところでもあります。
3. 全ての人に好かれようとしない
八方美人になって自分をすり減らす。そんな生き方をしている人は、実は自己肯定感が低いことが多いです。逆に自己肯定感が高い人は、「嫌われてもいい」という前提で人と関わっているわけではなく、「自分の意見や境界線を持つことのほうが、八方美人でいることより大事」だと自然に感じています。
すべての人に好かれることは、そもそも不可能です。それでも人に合わせ続けてしまうのは、「嫌われる=自分の価値がなくなる」という思い込みが根っこにあることが多いように感じます。
4. 助けを求めることを恥だと思わない
「一人で全部やらなきゃ」という思い込みを持っている人は少なくありません。ですが、自己肯定感が高い人ほど、必要なときは素直に人に頼ります。それを弱さだとは捉えていないんですね。
むしろ、助けを求められることそのものが、自分の限界を正しく理解している証拠でもあります。私自身、クライアントさんに対してできることには限界があると自覚した上で、その中で本物のサポートを提供することを大事にしています。何でも自分一人で解決しようとする姿勢は、一見強く見えて、実は視野を狭めてしまうこともあるのです。
5. 過去の失敗や後悔に居座り続けない
過去を振り返って学ぶことと、過去に居座り続けて自分を痛めつけ続けることはまったく別物です。自己肯定感が高い人は、前者はしても後者はしません。
「あのときああしていれば」という後悔にとどまり続けることは、今この瞬間の自分を否定し続けることと同じです。切り替える力、つまり「学んだら次に進む」という力を持っていることが、自己肯定感の高さを支える土台の一つになっています。
おわりに
こうして見ていくと、自己肯定感は生まれつきの性格ではなく、「習慣」や「意味づけの癖」によって形づくられていることがわかります。つまり、後からでも育てていけるものだということです。
もし今の自分が、上記の5つのどれかに当てはまってしまっていると感じたなら、それは責めるべきことではなく、「変えられる余地がある」というサインだと捉えてみてください。少しずつ意味づけを変えていくことで、自己肯定感は確実に育っていきます。
最新記事 by 今西 (全て見る)
- 自己肯定感が高い人が絶対にしない5つのこと - 2026年7月6日
- 継続する力をつけるには?これができると人生が変わってくる - 2026年6月19日
- 自分を変えることはできるのか――ヒプノセラピーと、ある男性の変化の話 - 2026年6月9日