子どもに逃げ場のない質問は危険☆質問の仕方でやる気を引き出す
僕には中3の息子と中1の娘がいます。
今回、ご紹介させていただく話は、中1の娘の部活動のことについてです。
ひょっとすると、同じ年代のお子さんをお持ちの方もおられるかもしれませんし、この記事が何かの役に立てればという思い出書かせていただきました。
目次
子どもに逃げ場のないダブルバインドは危険!?
この記事を書く上で、ダブルバインドについてネット上で調べてみると、子育てにダブルバインドが危険だということが書いてありました。
読んでみると、ふむふむとうなづける点もありながら、「過去に言ってしまっていたな」と反省する点もありました。
では、そもそもダブルバインドってどういった意味なのでしょうか?
それは「二重拘束」という意味です。
皆さんもこんな経験がないでしょうか。
「怒らないから正直に言ってみなさい」と言われ、怒られないと思い正直に言うと「何でそんな馬鹿なことしたの!」って怒られたことはないでしょうか?
これがダブルバインドです。
他にも「早く片付けをしなさい」と言われ、心の中で「あと5分したら片付けをしよう」と思っていたら「片付けをしないなら、全部捨ててしまうよ!」と言われたこともそれにあたります。
過去に職場でも僕自身、慣れないころにダブルバインドを経験をしたことがあります。
上司に「勝手に作業をすすめずに必ず確認してからやれ」と言われ、毎回確認していると「これくらいは自分で考えろ」と言われて、必ず確認したらいいのか、自分で考えたらいいのかわからないことがありました。
ダブルバインドというのは、2つの矛盾した命令を与えることで相手の精神に負担がかかるコミュニケーションの状態と言われています。
特にこれを親と子、上司と部下と言った主従関係にあるような場合、繰り返し行うと良い結果は期待できません。
中1の娘にはこういった使い方をしてみた
2つの矛盾した命令というわけではありませんが、あることを前提にして、そこの範囲内でものごとを考えさせるような質問をすることがあります。
小学校から中学に上がるときに、娘がこう言いました。
「中学になったら、陸上部も考えてみようかな」
これまで文化系の娘だったので、父親としてはものすごく嬉しかったのです。
新しいことにチャレンジをしてくれる、そんな気がしたのでこれは逃したくないと思い、こんな質問をしたのです。
「陸上部に入って、短距離か長距離どちらにする?」
この質問をすることで、陸上部に入ることを前提で質問をし、短距離と長距離のどちらが好きなのかを選択させました。
これをすることで、陸上部に入っている自分をイメージすることができるはずです。
次に「陸上部に入って1年後になると、後輩ができるわけだけどどんな先輩になりたい?そして、後輩にどんな風になってほしい?」
これも1年後も陸上に在籍して、先輩になる自分を想像するわけです。
この2つの質問は決して、娘が嫌なことを連想させるわけではなく、自分に興味があることを第三者がさらに強化させ、新しいことにチャレンジするにはもってこいの手法だと思っています。
最終的に、結論を出すのは本人ですし、むしろこういった質問をすることで本人もワクワクしてくることだと思います。
もし、嫌なら「もうその話やめて」というでしょう。
一見、拘束しているように見えるけど、未来のイメージを強化し、子供にチャレンジする機会を与えるので、僕はこういった使い方はアリだなと思います。
ただし、押し付けや相手が逃げれないような質問は避けておいたほうが良いですね!
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