中学生の娘を持つ父親が声かけ一つで娘を安心させる肯定的な言葉

今年から僕の娘は中学一年になりました。
よく周りでも言われるのが、「年頃の女の子というものは色々と難しい」ということです。
確かに僕の娘も難しくて、あまり話をしない時がありました。
一緒に買い物に行くなんてほとんどありえないくらいです。
しかし、ここ最近は二人で買いものに行くこともあるのです。
そして、会話も増え、5月から入部した陸上の自主練習も付き合ってと言われるくらいになりました。
決定的な何かがあったというわけではありませんが、「言葉がけ」を意識したことによって、今の関係性が築かれたと思います。
この言葉がけは、本来ヒプノセラピーでクライアントと話をしたり、コーチングをしたりするときに使っているものなのですが、我が子にも使ってみたらうまくいったという感じです。
今回は、その事例をお伝えしたいと思います。
言葉がけ一つで安心し、やる気を起こす。
言葉がけの事例を出したいと思います。
先日、うちの子が、「お父さん、はじめての陸上の記録会で遅かったらどうしよう」と不安そうに言っていました。
これまで運動部に所属することなく、むしろ文科系の娘には色々な不安があったのだと思います。
中学に入り、「何か新しいことにチャレンジをしたい」という思いから、陸上競技部に入部しました。
そのチャレンジはすごいことです。
しかし、不安な気持ちがよぎって「遅かったらどうしよう」という言葉が出たのだと思います。
「人はベストの選択をしている」と言われるように「遅かったら」という言語がベストになってしまっていて、その選択された言語は肯定的ではありません。
その言語をイメージすることで、不安がさらに重なってしまいます。
「遅くならないように頑張れ!」というと、プレッシャーになりますし、「遅くてもいい」というと、遅い前提で走ることになるかもしれません。
そこで、言語を肯定的に変えてみました。
「練習でたくさん頑張ったんだから、本番くらい安全に楽しめるように走ったら?」
練習でたくさん頑張った=自分は頑張ったんだから大丈夫と自信になる。
安全に楽しんで走る=ポジティブな感情。
決して、だらけて走るわけではなく、リラックスすることで本来の力を発揮することが可能となります。
言葉がけ一つで安心させ、やる気を引き起こすわけです。
娘の不安な気持ちも少し楽になったようでした。
今回の話は、成功事例だと思いますが、うまくいくことばかりではないかもしれません。
しかし、こういった言語の選択を意識することで、より自然にスマートにポジティブな言語を使うことができ、これを受けた相手の気持ち、モチベーションをあげることだって可能なのです。
これらをもっと色々なことを学び、世界最強の娘のコーチングができる父親になりたいと思います。
最新記事 by 今西 (全て見る)
- お子さんや大切な人の良いところ100個を伝えて勇気づける - 2023年3月1日
- 従業員や職員の対人関係トラブルでお悩みの経営者がするべきこと - 2023年2月27日
- いくら頑張ってもうまくいかない人が今すぐ持つべきマインド - 2023年2月24日