催眠術は誰でもかけれる技術です☆催眠誘導の流れを紹介
催眠術というと、インチキくさい、胡散臭い、ヤラセなどと言ったネガティブな印象を受けるかと思いますが、実は催眠術はそういったヤラセなどはほとんどなく、実際に起きる現象だと言えます。
そして、催眠術は誰でも習得できる技術だと言われています。
しかし、催眠術をなんとなく真似をしてもほとんどの人が習得できません。
それは、催眠術に対して間違った思い込みがあるからだと言われています。
間違った思い込みというのは、「催眠術は術師の技術やテクニックがメイン」だと思われています。
確かに術師の技術やテクニックによって、被験者がかかりやすかったりすることはあります。
ただ、言えることは「催眠術がかかるかかからないかは被験者の被験性による」ということです。
僕自身、催眠術をかけられたことがありますが、どんなに上手な人にしてもらっても、「催眠現象」として出たことがなく、俗に言う「催眠術にかかりにくい人」という位置付けです。
ですから、催眠術は術師のテクニックというより、催眠術をかけられる人(被験者)の被検性に依存するのです。
それを踏まえた上で催眠術にチャレンジしてみると良い結果が出るかもしれません。
では、ここからは催眠術の誘導について紹介していきたいと思います。
目次
催眠誘導の流れ
- 興味・安心・欲求
- 被検性テスト
- 深化法
- 運動支配
- 感覚支配
- 記憶支配
- 覚醒
この順番で催眠誘導をしていきます。(全ての催眠誘導がこういうわけではありません)
これらの項目について簡単に説明をしていこうと思います。
- 興味・安心・欲求
突然、「これから催眠術をかけます!」と言っても、相手の抵抗が大きいはずですし、そうなった場合に成功する確率も低くなります。ですから、まずは催眠術に興味を持ってもらい、相手が「かけてほしい」という欲求に変わるような状況を作り出すことが大切だと言えます。
相手がかけてほしいという感じになれば、「五円玉の振り子」や「フィンガースティック」と言ったことを体験してもらいます。 - 被検性テスト
これは色々なテストがありますが、よくするのは「カタレプシー」と言って、拳が開かなくなる現象です。これで開かなくなるといかにも催眠術にかかった感じですが、まずはこれをしてみて「催眠術にかかりやすいかどうか」「協力的かどうか」「緊張系か弛緩系か」を見極めていく必要があります。 - 深化法
これも色々な方法があるのですが、数の逆算法やエレベーター深化法などがあります。ここで割と深く入る人もいますし、その前のカタレプシーでガッツリと入る人もいます。この深化法からそのまま運動支配の現象へとつなげていきます。 - 運動支配
深化法で催眠状態を深くしたら、運動支配の現象をしていくのですが、よく僕がするパターンとしては次のとおりです。
椅子から立てない、声が出ない、腕が曲がらないなどなど、体の運動機能が自分の思っているような感じに動かない現象です。 - 感覚支配
次に感覚支配ですが、飲み物の味が変わる、嫌いなものの抵抗がなくなる、笑いが止まらないといった感情や感覚の現象です。特に笑いが止まらない現象が起きると、とても盛り上がり、見る人もかかっている人も楽しい場面になることが多いです。 - 記憶支配
これは名前を忘れてしまったり、日本語がアラビア語に聞こえたり、そして幻覚が見えると言った現象です。ここが一番かかりにくい現象だと言えますが、難しいかというと、これまでした現象とやることはなんら変わりません。
ただ、幻覚を見ることができる人はわずかな確率だと言われており、誰でも催眠術にかかる人がみれるというわけではありません。 - 覚醒
催眠術をする上で、これが一番大切だと言えます。催眠状態のまま、何もせずに日常生活を送るのは危険だと言えます。ですから、かかっていてもいなくても催眠をした場合には必ず「覚醒」、つまり完全に催眠を解く必要があります。
催眠術はとても楽しいコミュニケーションツールでもあります。
しかし、一つ間違えると信頼を損ねかねません。
ぜひ、正しい使い方を学んでいただき、楽しい催眠ライフをエンジョイしていただければと思います。
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